自衛隊時代に経験した地獄を語ってみる
僕は以前、陸上自衛隊に4年間勤務していました。
と言う記事を書いて
これから自衛隊で働きたいと思っている方や自衛隊に興味がある方向けの記事を書きました。
サバゲーブームなどの影響もあるのでしょうか
ありがたい事に自衛隊関連の話をもう少し聞きたいとの声があったので
今回は僕が実際に経験した
自衛隊時代にきつかった、辛かった事を書いて行きたいと思います
新隊員教育隊時代
振り返ってみると一番きつかったのは新隊員教育隊です。
入隊をして約3ヶ月間は自衛隊の「いろは」を教えてもらう期間です。
会社で言う所の新人研修ですが、自衛隊の場合
その3ヶ月で自衛隊色に完全に染め上げます。
教育期間は職種によって変わってきますが
概ね半年です(前期教育3ヶ月 後期教育3ヶ月)※陸上自衛官の場合
教育期間の間は平日の外出が認められません
なので土日に外出をするのですが、門限が定められているので
遅くても21時頃には帰ります。
平日は朝から夜までみっちり教育カリキュラムが詰め込まれていて
暇な時間を与えてくれない為、必然的に隊員の楽しみは土日の外出のみになります
僕が新隊員教育隊で一番きつかった事は
この唯一無二の外出が禁止になった事です
自衛隊には言われた事をやらなかったり、命令以外の勝手な行動をしたり
決められ約束ごとを破ったり、時間を守らなかったりすると
反省と言われる懲罰を受けさせられます
ほとんどの反省は腕立てや鏡跳躍と言うスクワットのキツイVer.の体力的な懲罰ですが
外出禁止は精神的なダメージを負います 笑
僕の場合は同じ班のメンバーのちょっとした油断から
連帯責任として全員が外出禁止を言われたのですが、当然その日は
その油断をしたメンバーを詰める訳です
そうするとそのメンバーを詰める行為を見た班長が
その行為に対して反省を言い渡します。
休日までも腕立てをやるのは自衛官、新隊員教育隊くらいでしょう 笑
自衛官は究極の集団組織です。仲間意識を高めて助け合わないと
戦場や被災地だと命に関わると言う事を教わります。
仲間と協力して励ましあって協力し、出来ない人間の分は全員でフォローする
仲間も助けられない人間が被災地で救助を待ってる人間を助けられないですよね
自衛官は優しくなければ自衛官では無いんです
自衛官と民間企業を経験してみて
ビジネスシーンで元自衛官と言う事を伝えると
「体育会系で凄いですね!」
とか
「じゃあ普通の会社だったら余裕ですね!」
とか言われますが
個人的に自衛隊よりも
一般企業や民間企業の方がよっぽど戦場です 笑
一番大きいのは自衛隊が非利益集団と言う所が大きなウェイトを占めるのですが
民間企業は基本的には助けてくれません。
結果が全てです。
競合との争い、社内での争い、取引企業からの裏切り
市場の変化
これら全てに対応するには
セルフコントロール、セルフマネジメント能力が
必要になります。
その分民間企業は基本的にその分の対価(給与や報酬)が
自衛隊と違って0円~∞となりますので
全ては自分との戦いです。
メンタルを鍛える記事も書きましたのでコチラも参考にしてみて下さい
まとめ
自衛隊も民間企業もそれぞれの苦労やメリット・デメリットがあります
全ての基本はメンタル力なのでメンタルを鍛えて戦う事が必要です。
それと僕は30代に入って、自衛隊に再就職する事は年齢的に出来なくなりました
まだ20代で将来何をして良いか分からない・・
夢が無い・・・
フリーターをしている・・・
こういう方がいましたら自衛隊の試験を受けてみる事をオススメします。
特別運動神経が良い訳でも体力がある訳でも無い僕でも4年も勤める事が出来たので
きっと大丈夫です
現役の自衛官で自衛隊を辞めようと思ってるかたは
こちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
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